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OTLSOn The Lighter Side)とは、米国に事務局を置くライターのコレクターズクラブです。
1984年3月に、現会長でもあるジュディス・サンダース女史が中心となり3人で立ち上げたそうですが、現在では世界12ケ国に800名以上の会員を有する、名実ともに世界最大級のクラブのひとつになっています。
2003年6月19日から22日の期間、クラブ発足20周年を記念すべき17回目のコンベンションが、ジャズ発祥の地としても有名なアメリカ南部ルイジアナ州ニューオリンズの「ラディソン・ホテル」で全米を中心に約200名以上の参加者が集まり開催されました。

コンベンションの中心はなんといっても、20〜21日にホテル内コンベンションホールにて行なわれたブース・ディスプレイ。
2年おきにペンシルベニアのZippo本社で開催されるスワップミートでおなじみの参加者がブースをディスプレイし、自由に販売・交換・フリートーキングを行なうおなじみの方式です。
ブースディスプレイ期間中、会場内では定期的にミニ・オークションや抽選によるプレゼントなども実施され、出展者を飽きさせない工夫も多彩でした。

OTLSはビンテージ・ライター全般のクラブではあるものの、半数近いブースでZippoが扱われており、やはりその人気をうかがい知ることができます。
しかし中には日本製のいわゆる「おもちゃライター」等めずらしいモノをコレクションされている方もおりブースを見て回るだけでもとても楽しいものでした。
やはり何かこだわりを持って統一テーマでコレクションを行う...これは万国共通のコレクターの性というべきものなのでしょうね。

また、アメリカのビンテージに関するコレクター・クラブは、年輩の夫婦が多いのが特長になっているようです。
日本のコレクターは比較的若い世代が中心となっているようですが、アメリカでは仕事をリタイアした夫婦が第二の人生を謳歌しつつ、定期的に開催されるイベントにふたりで参加することが多いようです。
若い夫婦なら、何100キロも離れた住んでいる街からでも国内便の飛行機などを利用せずにキャンピング・カーでバカンス気分を味わいながら何日もかけてニューオリンズまでやってきているとの事でした。

「「OTLS」はアットホームな雰囲気で、コレクションとしてのライターを楽しむクラブです。発足当初から参加しているメンバーが多く在籍していることも自慢のひとつです。日本ではジッポー・ライターが圧倒的な人気を得ていますが、ほかにもすぐれたライターはたくさんあります。ライターというコレクションを通じて、いろいろな方との交流を深めてほしいと思います」
今回、日本からの参加者は6名ほどであったが、「日本のコレクターを歓迎します。どんどん積極的にOTLSに参加してください」という、会長ジュディスさんの笑顔が印象的でした。

OTLSの主な活動は、機関誌の発行(隔月)、年1回のコンベンションなど...
クラブヘの参加方法をホームページ(http://www.otls.com/)で公開していますので、是非チェックしてみて下さい。