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Zippo SWAP MEET 2006

2006年 7月21/22日、Zippo最大の祭典でもある「Zippo/case International SWAP MEET 2006」がZippo本社及び生産工場のあるUS/ペンシルベニア州/ブラドフォードで開催されました。

SWAP MEETの歴史は、さほど古くなくブラドフォードの街を含めたZippoのお祭りである1994年に「National Zippo Day」が開催された翌々年の1996年に第1回が開催され今年で丁度10年目となります。

現在、SWAP MEETは2年に一度、7月の第三週目の週末にかけて、工場に隣接するZippo/CASE ビジターセンターとその横の広大な広場に仮設テントを建てて行われます。
今年も全国からコレクター/バイヤーが集まりZippoとUSでは人気のCASE社のアウトドアナイフのコンベンションが行われました。

 7月20日(THU)

SWAP MEET 2006の一般公開日は7月21/22日の2日間ですが、20日はOTLSやPLPGなどのライタークラブやZippo Click会員のみの、いわばメンバーズディです。

昼間は大型テントの下、メンバーのみのやりとりが行われます。
今回日本からの参加者は、関東勢4名。関西勢7名。日本国内代理店関係者3名と今年から全国的な広告展開を図る広告代理店関係者数名といったところでししょうか...
2004年のSWAP MEETではショップ関係者や卸関係者などもっと多く方が日本からの行っていましたが、今回はZippo No.1消費国の割には少ない人数でした。
対し、中国や韓国などが新たに代理権を獲得したそうで、過去のSWAP MEETにはなかった日本以外のアジア圏からの参加者が目立っていました。

メンバーズディの中心は夕刻より行われるウエルカムパーティーです。
ナイフを製造するCASE社工場隣に大きなテントが設置され、ケータリングのイタリアンディナーでの会食。
先ずは、Zippoファンの出席者に対して丁寧な挨拶とZippo社の現況報告。続いて功労者の紹介。
その後、恒例の公開オークションが行われました。




今年は口頭入札方式のオークションの他に、サイレントオークションという記名方式のオークションも行われました。
...といっても時間制限のオークションですので、当然落札希望者は値段が上がると再度ビット(記帳)するという競争方式ですので、当然掛け引きはあります。
当店のモットーは「参加を楽しむ」事ですので、多少熱くなりつつペンを譲り合う掛け引きの結果、アーマーのプロトモデルを落札してしまいました(笑)



 7月21日(FRY)

時刻はまだ朝靄の気配漂う7時前なのですが、Zippoビジターセンター前には既に長蛇の列。



SWAP MEET恒例のこの早朝の行列は、開催を記念して会場内で限定販売される記念ライター/ナイフを購入する方々です。
日本からのショップ関係者はもとより、コレクターのお目当てともなるライターは大人気で地元では、毎回の記念ライターのみを集められている方も多くいらっしゃいます。



並んだ末、やっと購入できるも今年は Zippoは2個/ナイフセットが1セットと決められており、何回も並び直して運良く買える場合もあるのですが、基本的に買い占めを防ぐために断られてしまう事もあります(笑)

会場のインフォメーションボードです。(各項目をクリックすると拡大表示されます。)




コレクターズテントは一般公開日、初日という事もあり午前中からかなりの入場者があり、賑わっていました。




日本からの個人ブース出展者、落合氏(写真上右)。中野ブロードウェイでアンティークショップを営んでらっしゃいます。貰ってきた(??)という横浜スワップミート2005のフラッグが一際目立ってました。

前回までとちょっと感じが異なったのが、日本以外のアジア圏からの参加。中国及び韓国が販売代理店契約を開始した為、現地の代理店さんが参加していました。
アメリカでは我々が会っても日本人と間違えますので、USの方は日本人との違い、わからないでしょうね。


受付を兼ねるオフィシャルテントでは、Zippo/ナイフコレクターのみならず、ファミリーでも楽しめる様なイベントも行われていました。

 7月22日(SAT)


前夜から降り出したスコールの様な大雨。
私達はブラドフォードのホテルがとれずに隣町のホテルを拠点として動いていたのですが、会場へ向かう山越えでは道路が雨水で埋もれてしまう程の雨量。

土曜日という事もあり、毎回一般来場者でかなり混み合う二日目なのですが朝まで残った大雨の為か、午前中は人の出もイマイチ。
午後にはなんとか小雨になり入場者がやっと増えてきてSWAP MEETというお祭りらしさを取り戻す事ができました。

現在、Zippoライターはスーツケースにも入れる事はできません。
USPS(United States Postal Service)の出張サービスが会場内にきてくれており、ココから荷物を発送します。

SWAP MEETやNational Zippo Dayに行って毎回思う事なのですが、こういったイベントの際のZippo社のスタッフのとても素晴らしい対応です。
いつも笑顔を絶やす事ない、サービスという基本がスタッフ全員に行き届いている気がします。
そういった人材を育てあげる...これもまたZippo社という素晴らしい企業としての魅力でもあると思います。

喫煙時勢より今後は、ライターの売り上げ/生産実績は決して期待できるものではありません。
毎年、翌年のイベントの情報があるのですが、2007年以降については今年は全くのアナウンスがありませんでした。

しかし、ファンを魅了するZippoというブランド/使い捨てが当たり前になっている製品クオリティに対して「永久保証」を唱う製品に対する絶対なる自信と変わる事のないシンプルさをいつまでも継承していって欲しいと思います。