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カナダ（CANADA）

カナダの国旗をモチーフとした代表的デザイン

Zippoの工場はアメリカだけにあると思われがちですが、実はカナダの観光名所ナイアガラの街に小さいながらもカナダ工場があります。
近代化された本社工場とは異なり、町工場という感じのこじんまりした工場で主にカナダ国内向けに製造されています。
底面の刻印が米国ペンシルベニアの工場で製造されたZippoと大きく異なり「NIAGARA FALLS」「ONTARIO」と地名/州名が刻印されています。

＞Zippoカナダ工場〜National Zippo Day レポート

2000年製のカナダ製Zippoのボトム

1950年代のカナダ製Zippo

＜追記＞

2002年7月末をもちまして残念ながらカナダ工場は閉鎖となってしまいました。
Zippo社の5/31付けのアナウンス
http://www.zippo.com/about/mediactr/zippocanada.html
を友人に訳してもらいました。

ジッポー社カナダの業務を統合 ジッポー社は7月31日付けで、ナイアガラの滝にあるカナダの業務支部をペンシルベニア州ブラッドフォードにある本店の施設に統合すると発表しました。 ジッポーのカナダ社は1949年に輸入税回避の目的で設立されましたが、自由貿易となった現在においてはその利点はなくなりつつあります。 その上ナイアガラ滝にある支部はかなり古く、施設を維持するための費用が発生するため、統合は必要でした。 本店ブラッドフォードの最先端の施設は、そんなカナダの施設を統合するのには充分なキャパシティがあります。 ジッポ社の社長グレッグ・ブースは「ジッポカナダの年間の生産高は本店のブラッドフォードの２週間分のものでしかない」と述べています。 又彼曰く「カナダ支社の閉鎖をビジネス的には適切な決定だ」しかし人道的な観点から見ると困難な決断だったと言い表しています。 ジッポーカナダは1949年に３人の従業員でスタートし、1970年代初めのピーク時には40人に達しました。 現在ジッポーカナダの従業員22人に対しかなりの退職金の提示がされています。 ジッポー社は同じくナイアガラ滝にあるフォールズホールセール社をカナダにおいての特化したジッポの販売会社と認定しています。 ジッポー社の営業副部長マイク・マーティンによると、フォールズ社の株主である、ギャリー・ハイドはジッポ社と長年交流があるので、今後においても、彼の会社はカナダにおいてジッポ販売を多大に促進してくれることを確信しています。 フォールズ・ホールセール社は1985年10月ハイドによって設立されそれ以後著しい成長をとげてきています。ジッポーの製品は今後も同社の１部門を通じて、ジッポーカナダのビジネスとして流通、販売されていきます。 社長ブースは「フォールズ・ホールセール社との関係はとても喜ばしいことであり、今後も長くお互いにとって有効な関係を続けていけることを楽しみにしています」と述べています。